投資

4月の東京市場展望

  • 3月29日、日経平均株価は前日比201円高の4万0369円で引けた。
  • 需給面からは、4月初めで膠着相場は底打ちの可能性が高いと考えられている。
  • 特に、「十分に確認すること」が重要であり、内需株を中心に「時間分散」でエントリーすべきだ。

TOPIXの動向と4~5月の展望

  • TOPIX(東証株価指数)の上昇・下降のリズムを見ると、四半期末や四半期初にボトムを打つことが多い。
  • これには企業の自己株買いの自粛期間が終了することや年金のリバランス売りが影響している。
  • 日経平均の構成銘柄入れ替えに伴う資金捻出売りが終わり、「期初の利食い」も4月初めで終了する見通し。
  • このような要因から、4~5月には外国人や個人投資家が中心となってリバウンドが期待されている。

日本銀行の金融政策と外国人投資家の動向

  • 3月18~19日の日本銀行の金融政策決定会合での声明文によれば、「当面、緩和的な金融環境が継続すると考えている」。
  • 債券市場では緩和的な環境の持続を見込んでおり、外国人投資家も日本株に買いが入る可能性が高い。

為替相場の動向と関係者の発言

  • 為替相場に対する関係者の発言が注目されている。
  • 発言の裏側には各国当局との調整や市場への影響を考慮した「作法」が存在する。
  • 現状は、為替介入行動の「一歩手前」まで段階が進んでいると思われる。

岸田文雄首相と政治情勢

  • 岸田文雄首相は自民党内での支持率向上よりも一般の有権者からの評価向上に焦点を置いているとされる。
  • 総裁選狙いではなく、総選挙狙いに軸が定まってきている可能性があり、6月解散→7月総選挙の可能性も指摘されている。