雑記

「ひきょう者」 カンニングの高2死亡「指導が原因」 両親が学校側提訴へ 私立清風高校

自宅謹慎中の課題の写経

私立清風高校での悲劇:生徒の自殺を巡る論争

私立清風高校(大阪市天王寺区)での悲劇が話題になっています。男子生徒(当時17歳)が試験でのカンニング後に自殺したことを受けて、両親が学校側に計約1億円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こすことを発表しました。

学校側は第三者委員会を設置し、指導と自殺との因果関係を否定していますが、両親側は学校の不適切な指導が原因であると主張しています。

生徒は2021年12月に倫理・政経の試験でカンニングが発覚し、その後の処分によって自殺に追い込まれたとされています。両親側は、学校側がカンニングをする生徒を「ひきょう者」と表現し、それが生徒を追い詰めたと主張しています。

一方、学校側は生徒の死後、第三者委員会を設置して問題の調査を行いました。報告書では、「ひきょう者」という言葉が自殺に一定の影響を与えたとしつつも、他の生徒が同じ訓話を受けながらも自殺に至らなかったことから、生徒を追い込んだとまでは言い難いとの結論が出されました。

清風学園は取材に対し、「生徒が亡くなった事実を重く受け止め、今後同様のことが起こらないよう生徒指導も言動に気を付けて丁寧に対応している」とコメントしました。