投資

日本株見通し 2024.4.14

4月12日の日経平均株価は80円高の3万9523円で引ける

日経平均株価は前日比80円高の3万9523円で取引を終えました。これから日本企業は決算発表シーズンを迎えますが、テック関連銘柄が堅調に推移するのではないかとの期待が高まっています。

東証プライム市場の動向

東証プライム市場の騰落レシオを見ると、4月下旬から底入りの兆しが見えてきます。また、TOPIX(東証株価指数)は四半期初にボトムになる傾向があります。

四半期末には自己株買いの自粛期間があり、年金のリバランス売りも考慮されます。これらの要因に加えて、株価水準の高い位置にあった2023年7月のような場合、相場が押し目を形成する傾向がありました。

J-REIT関連の動きと見通し

J-REIT関連では、損切りが終了し利食いも終わりつつあるようです。日経平均が13週移動平均線よりも上に位置する場合、利食いが起きやすくなり、相場が押し目を形成するまでに時間がかかることがあります。

アメリカ市場の動向

アメリカでは、財務省の口座残高が4月下旬に増加する傾向があります。これは納税期限の近づく時期に資金捻出が行われるためです。地政学的リスクや物価上昇リスクは依然として残りますが、これらの不安定要因も4月下旬までに収束する可能性があります。

日本株の見通しと物色の方向性

日本株に関しては、日銀短観調査や設備投資計画の高い伸びが堅調な展開を予想させます。また、テック関連やAI関連銘柄が注目される傾向があります。特に、アジアからの好材料や業績修正がテック関連銘柄の物色を後押しする可能性があります。

まとめ

日本株市場は決算発表シーズンを迎え、テック関連銘柄やAI関連銘柄の動向が注目されています。アメリカ市場や地政学的リスクにも注意が必要ですが、物価上昇リスクや地政学的リスクが4月下旬までに収束する可能性もあります。物色の方向性や相場の展開については、注視していく必要があります。