投資

強気相場はいつまで続くか?


TSMCの設備投資計画の重要性

  • TSMC(台湾半導体製造大手)の最新決算発表により、設備投資計画が注目されている。
  • 過去に設備投資計画の変動がアメリカの半導体株指数に影響を与え、市場のシグナルとなっていた。

TSMCの決算と日本半導体製造装置の販売見込み

  • TSMCの最新決算により、日本半導体製造装置協会が日本製の半導体製造装置の販売見込みを上方修正。
  • これが日本企業にとってポジティブな展開であり、景気回復の兆しと見られる。

アメリカ半導体株と景気感の改善

  • アメリカ半導体株指数(SOX)の上昇と景気感の改善が相関しており、TSMCの好決算が追い風となっている。
  • 世界の半導体販売額もプラスに転換し、アメリカの景気感の向上が期待されている。

景気感改善と金利高

  • 景気感の改善は金利の上昇をもたらす。アメリカの10年国債利回りとFFレートの差が底値圏にあり、景気が好転すれば金利高が期待される。
  • ISM製造業指数とドルインデックスの連動性が高く、ドル安が示唆される。

アメリカの株価と金利高の影響

  • アメリカの株式市場はこれまで金利上昇を好まなかったが、景気改善に伴い金利高でも株価上昇が期待される。
  • 供給制約の緩和が株高を後押しし、これが日本株にも追い風となる可能性がある。

アメリカ予備選と日本株の動向

  • アメリカ大統領予備選が進行中で、現職大統領が再選を目指していることが不透明感を軽減。
  • 不透明感がない場合、予備選後の株価が5月まで上昇する傾向がある。

日本株と騰落レシオの動向

  • 東証プライム市場の騰落レシオが一時的にピークアウトし、1月22日の相場が軟調なら調整の可能性。
  • 一方で、1月26日頃に再び上昇する可能性もあり、1月末から4月まで外国人買いが期待される。

リショアリングと日本株・インド株の動向

  • バークシャー・ハサウェイによる日本株の大量購入や、日本の国際的地位の向上が日本株上昇の要因。
  • インド株が上昇するなら、それが日本株にも影響を与える可能性があり、リショアリングが株高を促進する。

将来の展望と調整の可能性

  • 3月末には年金の売りや日経平均の入れ替えによる売りが予想されるが、4月まで相場は良好な流れが続く可能性。
  • 短期的な調整局面は1月26日の騰落レシオによって見極められる。