投資

24年は円安で終わる?

  1. 2024年のドル円相場
    • 能登半島地震の影響や大型地震により、2024年は円安で始まった。
    • 2024年初は1ドル141円で始まり、1月9日時点では1ドル143~144円前後で推移。
  2. 金利差によるドル円予測
    • 昨年の円安進行により、政府や企業、家計がドル円相場に関心を抱いている。
    • 筆者の予測は、上半期は若干円高、下半期は円安で、1年通してわずかに円安の可能性が高いとの見通し。
    • 日米金利差が重要であり、金利差の拡大がドル高・円安、縮小が逆となる傾向がある。
  3. 市場の見通しと予測
    • 多くの市場関係者は、2024年に日米金利差が縮小し、ドル安・円高になると予測している。
    • 日銀のマイナス金利解除の観測やFOMC参加者の利下げ予測が影響している。
    • 筆者は2024年後半において、市場関係者と異なり、より円安に傾向すると予測。
  4. 円安の背景と懐疑的な見方
    • 質実効為替レートのトレンドや日本のGDP成長率の低さから、各金融機関の予測とは異なり、年後半にはより円安になる可能性があると懐疑的な見方を示す。
  5. アメリカの長期金利の影響
    • アメリカの長期金利が急降下していることがドル円に影響を与えており、長期金利が下限3.5%に達しているため、さらなる下押し余地は限られている。
  6. 2024年の最終予測
    • 日米金利差、円安スタート、アメリカの経済成長の底堅さを考慮し、筆者の最終予測は2024年末には1ドル143円程度となる可能性がある。