EXILE・ATSUSHIのものまね芸人・RYOさんが、故・橋幸夫さんの通夜に“そっくりの姿”で参列し、本人と誤解されたまま取材対応──この一連の行動が、SNSで大炎上しています。 謝罪はしたものの、動画や画像は削除せず、関連記事をリポスト。有吉弘行さんの指摘にも反論したことで、批判はさらに拡大しました。
この騒動が浮き彫りにしたのは、ものまね芸におけるモラルとマナーの限界です。 「ネタ元に迷惑をかけない」──これは、ものまね芸人が守るべき最低限のルール。 ATSUSHI本人も有料配信で「ナメてる」と苦言を呈し、もし公認していたなら「解除する」とまで語りました。

RYOさんは過去にも、南部虎弾さんの葬儀で迷惑行為を働いた配信者と同席していたことが確認されており、“追悼の場を利用した炎上商法”と受け止められても仕方ない状況です。
ものまね芸は、基本的に本人の許可を取らずに行われることが多く、自由度が高い分、裾野も広い。 だからこそ、ネタ元への感謝と敬意、そして「迷惑をかけない」という責任感が不可欠。 本人が嫌がる表現や行動は、モラル違反であり、場合によっては名誉毀損や侮辱として法的責任を問われる可能性もあります。
これは「笑いの自由」と「敬意の責任」がぶつかり合う瞬間。 ものまねは、ただ似せるだけではなく、“本人をリスペクトする文化”であるべきなのです。
今回の件は、ものまね芸のあり方を社会全体で考える契機になるかもしれません。 そして、芸人自身が「どこまでが芸で、どこからが迷惑か」を自問する時代に入ったとも言えるでしょう。