東京都が実施する「就職氷河期世代」対象の職員採用試験に、1142人が応募。 募集人数はわずか20人で、倍率は57.1倍に達しました。 これは、前年度より0.3ポイント上昇しており、狭き門の厳しさが浮き彫りになっています。

🧊氷河期世代とは?
- 対象:1970年4月2日〜1986年4月1日生まれ
- バブル崩壊後の就職難時代に社会に出た世代
- 正規雇用の機会に恵まれず、不安定な雇用環境に苦しんできた層
東京都は2020年度から、支援策として毎年採用試験を実施しています
📈今年度の応募状況
試験区分 | 応募者数 | 募集人数 | 倍率 | 前年度比 |
---|---|---|---|---|
I類B(大卒程度) | 641人 | 約10人 | 64.1倍 | −3.3pt |
III類(高卒程度) | 501人 | 約10人 | 50.1倍 | +4.0pt |
合計 | 1142人 | 20人 | 57.1倍 | +0.3pt |
合格者の発表は12月11日予定。今後、適性検査や面接が行われます
🧠制度の意義と課題
- 正規雇用への道を開く再チャレンジの機会
- 一方で、倍率の高さが示すように、支援の枠が限られている
- 今後は、地方自治体や民間企業との連携による受け皿の拡大も求められます
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