積極財政と政局が動かす秋相場の行方
2025年8月15日、日経平均株価は554円高の4万3203円で引けた。 政局の焦点は9月中旬に予定される自民党総裁選。 このイベントが株価の“天井”となるのか、それとも“通過点”となるのか── 今、日本株はその分岐点に差し掛かっている。
🏛 総裁選が株価を押し上げる理由
- IMFが7月末に日本の経済見通しを引き上げ
- 外国人投資家は、見通し変更後2カ月間ポジションを調整する傾向
- 特に最初の1カ月間は株価が強く反応する
「逆三尊チャート+7000円の倍返し」で、4万5000円も視野に
東証プライムの騰落レシオは8月13日に155%まで上昇。 過去のパターンから見ても、1カ月程度の上昇余韻が残る可能性が高い。
💰積極財政が株高を支える構造
- ケインズ理論に基づく「需要不足には財政出動」
- 金融緩和よりも財政出動の方が円安リスクを抑えられる
- 食品の消費税減税はインフレ懸念を抑制し、可処分所得を増やす
「財政破綻リスク」は限定的。CDSも安定、S&Pも格下げ懸念なし
財源の試算(2025年)
項目 | 金額(兆円) |
---|---|
前倒し債 | 7 |
税収上振れ | 5 |
利払い費残 | 1 |
個人向け国債 | 1 |
合計 | 14(追加国債なし) |
→ 食品の消費税ゼロを3年間継続できる規模
🗳 総裁選の鍵は「選管人事」と「都道府県連の態度」
- お盆の帰省時期に各地で集会が行われるが、態度表明は宮崎県のみ
- 選挙管理委員会は11人中6人が欠員
- 8月19日に初会合予定。記名投票か秘密投票かが焦点
石破氏は最近、個人的な政策色が強まり、旧岸田派との距離も広がっている。 企業団体献金規制などが反発を招き、リコールの流れも強まりつつある。
📊 過去の総裁誕生と業種別パフォーマンス
総裁 | 直前に弱かった業種 |
---|---|
菅義偉 | 情報・通信(携帯関連) |
岸田文雄 | 鉄鋼・機械・金属製品(景気敏感株) |
石破茂 | 金融・景気敏感株(高市氏との接戦) |
→ セクターの動きから“次の総裁”を占うヒントが得られる可能性も
🏦 小泉進次郎氏が主軸?大阪銘柄に注目
- 日本維新の会との連携が前提
- 大阪地銀などのパフォーマンスが上昇すれば、小泉氏誕生の流れか
- その場合、日経平均のピークは総裁選前後になる可能性も
🌍 海外イベントも相場の波を左右する
注目イベント一覧
日付 | イベント | 影響予測 |
---|---|---|
8/15 | 米ロ首脳会談 | 資源・海運・防衛関連の反転可能性 |
8/21〜23 | ジャクソンホール | FRB議長講演で利下げ回数が変動する可能性 |
8/27 | エヌビディア決算 | 「材料出尽くし」懸念。関連銘柄のピークアウトに注意 |
SMCIやMUの動きから、NVDAの決算は慎重に見極めたい
✍️ まとめ:秋相場の“天井”は政局が決める
- 日本株は政局と財政政策の期待で堅調
- 総裁選がピークとなるか、通過点となるかは人選次第
- 海外イベントとの連動も見逃せない