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【来週の 投資戦略】米国株、関税と決算に注目!慎重な姿勢で臨むべき?

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今週は主要な米国の株価指数が大きく上昇しましたが、来週の米国株市場は、引き続きトランプ政権の関税政策と、本格化する企業の決算発表を見極める展開となりそうです。楽観ムード一服となる可能性も考えられるため、慎重な投資戦略が求められそうです。詳しく見ていきましょう。

関税政策の動向が 争点 に

トランプ政権の関税政策は、依然として市場の大きな懸念材料です。先日は相互関税の一部停止措置が発表されましたが、朝令暮改とも言われるトランプ政権の方針転換に対する警戒感は根強く、ポジションを中立に戻す動きも見られるでしょう。来週も、関税に関する新たな情報や発言にはに注目する必要があります。

特に、中国を生産拠点とするアップルの株価は、米中貿易摩擦の激化によって上値が重くなる可能性があります。

決算発表本格化!金融セクターに注目

来週は、金融セクターを中心に多くの主要企業の決算発表が予定されています。ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、アメリカン・エキスプレスなど、市場の注目度が高い企業の決算内容や今後の見通しが、個別銘柄の株価を大きく左右するでしょう。全体相場というよりも、個別の企業の状況に応じた投資判断が重要になりそうです。

一方で、半導体大手の NVIDIA (エヌビディア) は、中長期的な下落トレンドに入ったままという見方もあり、今後の株価動向には注意が必要です。

警戒レベルは依然として高い VIX指数

投資家の心理状態を示す VIX 指数は、改善傾向にあるものの、依然として警戒水準である20ポイントを大幅に上回る37ポイント台で推移しています。これは、投資家が市場の変動リスクに対して依然として警戒していることを示唆しています。楽観的な見方が広がりつつある一方で、油断は禁物と言えるでしょう。

注目すべき「デッドクロス」示現の可能性

テクニカル分析の面では、S&P500の日足チャートで、短期の移動平均線である50日移動平均線(50MA)が、長期の移動平均線である200日移動平均線(200MA)を上から下に突き抜ける「デッドクロス」が接近しています。「デスクロス」とも呼ばれるこのチャートパターンは、過去の事例から相場の一段安を示唆する可能性が高いとされています。

過去には、2022年3月にデッドクロスが示現した後、S&P500は約半年で15%ほど下落しました。また、第1次トランプ政権下の2018年12月にもデッドクロスが現れ、その後約3週間で10%ほど下落しています。来週、このデッドクロスが実際に示現するかどうかは、市場の方向性を占う上で非常に重要なポイントとなるでしょう。

来週発表される主な経済指標と企業決算

来週は、以下の経済指標や主要企業の決算発表が予定されています。

経済指標:

  • 4月15日:4月NY連銀製造業景気指数、3月輸入物価指数
  • 4月16日:3月小売売上高、鉱工業生産指数、2月企業在庫、週次原油在庫
  • 4月17日:週次新規失業保険申請件数、3月住宅着工件数、4月フィラデルフィア連銀景況指数

主要企業決算:

  • 4月14日:ゴールドマン・サックス、オントラック
  • 4月15日:バンク・オブ・アメリカ、J&J、シティグループ、ユナイテッド・エアラインズ
  • 4月16日:トラベラーズ・カンパニーズ、USバンコープ、アルコア、キンダー・モルガン
  • 4月17日:ユナイテッドヘルス、アメックス、ブラックストーン、ステート・ストリート、ネットフリックス、チャールズ・シュワブ

これらの経済指標や決算内容が、市場のセンチメントや個別銘柄の株価にどのような影響を与えるか、慎重に見極める必要があります。

まとめ:積極的な買いは控え、慎重な 投資判断を

今週、米国株は大幅な上昇を見せましたが、関税政策の不透明感や VIX 指数の高止まり、そして「デッドクロス」示現の可能性などを考慮すると、来週は積極的な買いは控え、慎重な姿勢で市場の動向を見守るのが良いかもしれません。

それでは、来週も市場の動きをチェックしていきましょう!

Disclaimer: このブログは個人的な見解に基づいており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってくださいね。