― 入所中の10代少女への性加害が発覚、信頼を裏切った“生活指導”の現場
埼玉県越谷市の児童相談所で、入所している10代の少女に対し、複数回にわたって性的暴行・みだらな行為をしたとして、職員の清水龍一容疑者(28)が逮捕されました。 児童の生活を支える立場にある職員による性加害という重大な事件は、児相の信頼を根底から揺るがしています。
■ 事件の概要
報道によると、清水容疑者は2025年12月頃、勤務中に少女の居室を複数回訪れ、性的暴行・みだらな行為をした疑いが持たれています。 少女は入所中で、1人で過ごしている時間帯を狙って犯行に及んでいたとされています。
事件は、別の職員が「児童が職員と性行為をした」と警察に相談したことで発覚しました。
取り調べに対し、清水容疑者は 「間違いありません」 と容疑を認めています。
■ 児童相談所という“守るべき場所”で起きた加害
児童相談所は、虐待や家庭の事情で安心して暮らせない子どもたちを保護する場所です。 その中で、生活指導を担当する職員が性加害に及んだという事実は、極めて深刻です。
- 子どもが逃げ場のない環境で起きた加害
- 権力関係を利用した行為
- 施設内での監督体制の不備
これらは、児相のあり方そのものを問う問題です。
■ 捜査のポイント
警察は以下の点を中心に捜査を進めているとみられます。
- 犯行が複数回にわたっていた理由
- 他の児童への被害の有無
- 施設内の監督体制やチェック機能の問題
- 勤務時間中に行われていた背景
児童相談所という閉鎖性の高い環境では、内部告発がなければ発覚しにくい構造的問題も浮かび上がっています。
■ 埼玉県の対応
児童相談所を管轄する埼玉県は、 「警察の捜査を踏まえて厳正に対処する」 とコメントしています。
今後は、再発防止策や監督体制の見直しが求められることは間違いありません。
■ 事件が投げかける課題
今回の事件は、単なる個人の不祥事ではなく、児童福祉の現場が抱える構造的な問題を浮き彫りにしています。
● 1. 児相職員の倫理教育と監督体制
閉鎖空間での権力構造をどう監視するか。
● 2. 子どもの声が届きにくい環境
被害を訴えられない状況をどう改善するか。
● 3. 内部通報制度の強化
今回の事件は別の職員の通報で発覚したが、制度として十分か。
■ まとめ
清水龍一容疑者による性加害事件は、児童相談所という“守るべき場所”で起きた重大な裏切り行為です。 今後の捜査で詳細が明らかになるにつれ、児相の体制や児童保護のあり方が大きく問われることになるでしょう。