― キャリア官僚による不同意わいせつ疑いが浮き彫りにした組織の課題
警察庁外事課に所属していたキャリア官僚・坂ノ上圭佑警視(36)が、知人女性への不同意わいせつ容疑で警視庁に書類送検され、同日付で懲戒処分(減給)を受け、依願退職したことが報じられました。 警察庁キャリアという立場の重さから、今回の事件は大きな波紋を広げています。
■ 事件の概要
報道によると、坂ノ上警視は昨年、知人女性の体を同意なく触るなどのわいせつ行為をした疑いで書類送検されました。容疑については認めており、女性に謝罪もしているとされています。
また、別の報道では、飲食店内や路上でわいせつ行為をしたとも伝えられています。
被害者の特定を避けるため、警視庁は事件の詳細を公表していません。
■ 警察庁の対応と処分
警察庁は、坂ノ上警視に対して減給の懲戒処分を行い、本人は同日付で依願退職しました。 処分内容や退職理由については明らかにしていません。
■ 経歴:将来を嘱望されたキャリア官僚
坂ノ上氏は2013年に警察庁へ入庁。 その後の経歴は以下の通りです。
- 神奈川県警交通規制課長
- 警視庁サイバー犯罪対策課長(2024年9月〜2025年7月)
- 警察庁外事課長補佐(2025年7月〜)
キャリア官僚として順調に昇進していた人物であり、今回の事件は組織にとっても大きな痛手となりました。
■ 事件が示す問題点
今回の書類送検は、単なる個人の不祥事にとどまりません。 警察組織全体に関わる課題が浮き彫りになっています。
● 1. キャリア官僚による倫理観の欠如
法を守る立場の人間が、私人として重大な倫理違反を犯したことは、社会の信頼を大きく損ないます。
● 2. 組織の情報公開のあり方
警察庁は処分理由を明らかにしておらず、透明性の不足が指摘されています。
● 3. 性加害問題への対応
被害者保護の観点から非公表とした点は理解できるものの、性加害に対する組織的な姿勢が問われています。
■ まとめ
坂ノ上圭佑警視の書類送検と依願退職は、警察庁キャリアという立場の重さゆえに、社会に大きな衝撃を与えました。 今後は、警察組織がどのように再発防止策を講じ、信頼回復に努めるのかが注目されます。