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【また神奈川県警】警察官が調書を捏造?「2700件」交通違反取り消し事件の闇

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皆さんは、自分が受けた交通違反の取り締まりが「警察官による捏造」だったとしたらどう思いますか?

2026年2月、神奈川県警第2交通機動隊(通称:2交機)において、交通違反の取り締まりを巡る前代未聞の大規模な不正が発覚しました。単なる事務ミスではなく、公文書の偽造という明らかな犯罪行為が組織ぐるみで行われていたのです。

今回は、この事件の全貌、驚くべき手口、そしてなぜこのような不正が常態化してしまったのかを詳しく解説します。

1. 事件の全貌と「2700件」という異常な規模

今回発覚した不正は、2022年3月から2024年9月までの約2年半にわたり、神奈川県警第2交通機動隊第2中隊の第4小隊(茅ヶ崎市拠点)で行われていたものです。彼らは主に「小田原厚木道路」など県西部での取り締まりを担当していました。

  • 取り消し対象: 約2,700件(主に速度超過、車間距離不保持)

  • 返還される反則金: 総額約3,500万円

  • 関与した警察官: 小隊の巡査部長や警部補ら複数名(虚偽有印公文書作成・同行使容疑で横浜地検に書類送検する方針)

2,700件という数字は、警察の信頼を根底から揺るがす異常な規模と言わざるを得ません。

2. 驚愕の手口と「バレた」きっかけ

発覚の端緒は「市民の違和感」

この不正が表に出たのは、2024年夏に車間距離不保持で摘発された市民からの「後日届いた切符に書かれている距離が、現場で確認した数字と違う」という相談でした。これが端緒となり、県警の内部調査が開始されます。

常態化していた悪質な手口

警察官たちは、以下のような悪質な手口を繰り返していました。

  • 追尾距離の捏造: スピード違反の取り締まりにおいて、規定の距離を追尾していないにもかかわらず、架空の長い距離を書類に記載。

  • 車間距離の改ざん: 実際は十分な距離が空いていたにもかかわらず「5メートル」と記載するなど、違反をでっち上げ。

  • 「現場に行かない」実況見分: 違反現場で実況見分を行わず、過去の図面や地図を使い回して虚偽の調書を作成。

驚くべきことに、他の隊員も「巡査部長が現場に行ったことにして」調書を作っていたとされ、小隊内では嘘をつくことが完全に「常態化」していました。

3. なぜ警察官はウソをついたのか?(動機と背景)

取り調べに対し、中心人物である巡査部長らはこう供述しています。

「事務処理に時間を費やすより、取り締まりに時間を使いたかった」 「実況見分でもう一度現場に行くのが面倒だった」 「誰にも気付かれなかったので、現場に行かずに調書を作ることが常態化していた」

ここから見えてくるのは、「実績(違反者の検挙数)を早く上げたい」という焦りと、「バレないだろう」という組織的な驕り、そして致命的なまでの怠慢です。本来、法と証拠に基づいて厳格に行われるべき業務が、自己都合によって歪められていたのです。

4. 被害に遭った運転手はどうなる?

現在、神奈川県警は適正な証明ができない約2,700件の違反を取り消す方針を固めています。

  • 反則金の還付: 納付済みの反則金は順次返還されます。

  • 違反点数・免許処分の見直し: 不正な取り締まりによって「優良運転者(ゴールド免許)」から「一般運転者」に降格させられた人や、免許停止・取り消し処分を受けた人に対しても、点数の抹消や処分の取り消しが行われます。

県警は専従チームを編成し、対象となる違反者に順次連絡を行って対応を進めています。

まとめ:失われた信頼の代償は重い

警察による取り締まりは、市民の安全を守るためのものであり、そこには「警察という審判は絶対にルールを守る」という前提があります。今回の事件は自らその前提を破壊するものであり、失われた信頼を回復するには途方もない時間がかかるでしょう。

「自分の時の取り締まりもおかしいのではないか?」——もし小田原厚木道路などで不審な取り締まりを受けた心当たりがある場合は、泣き寝入りせずに神奈川県警の相談窓口に問い合わせてみることをお勧めします。