📝大阪府警“35人大量処分”
大阪府警で前例の少ない 35人同時処分 が行われ、全国的に大きなニュースとなりました。 家宅捜索中の暴行、証拠映像の隠蔽、組織的な管理不備など、問題は多岐にわたっています。 報道内容を整理し、事件の背景や影響まで深掘りしてまとめました。
🚨何が起きたのか:事件の概要
2025年7月、大阪府警捜査4課が、国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」の拠点とみられるビルを家宅捜索した際、 捜査対象の男性3人に対して複数の警察官が暴行を加えた とされる事件が発端です。 この暴行行為により、時長力警部補(51)と阪口裕介巡査部長(33)が逮捕・起訴され、さらに4人が在宅起訴されました。
🎥証拠映像の“削除”という重大問題
事件をさらに深刻化させたのが、 現場に設置されていたカメラ映像が削除されていた という事実です。
大阪府警は、暴行の様子を映した映像が存在するにもかかわらず、 「映像はない」と大阪地検に虚偽報告した警部(45)を犯人隠避の疑いで書類送検。 本人は容疑を否認しています。
⚖️処分内容:35人の内訳
2026年1月23日、大阪府警は関係者 35人を一斉処分。 そのうち 懲戒処分は12人 で、平成以降最多の規模となりました。
■ 主な処分内容
| 処分対象 | 処分内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 時長力警部補(51)・阪口裕介巡査部長(33) | 懲戒免職 | 暴行で逮捕・起訴 |
| 捜査員4人 | 停職6か月 | 在宅起訴 |
| 警部(45) | 停職6か月 | 映像隠蔽で書類送検 |
| 捜査4課の警視2人 | 本部長訓戒・所属長訓戒 | 管理責任 |
| その他多数 | 訓戒など | 合計35人処分 |
🧩なぜこんな大量処分になったのか
今回の処分が“異例”とされる理由は、 一つの事件で組織全体の問題が露呈したため です。
● ① 暴行という重大な不正
捜査中の暴行は、警察の根幹を揺るがす行為。
● ② 証拠映像の隠蔽
「映像がない」と虚偽報告した行為は、 組織ぐるみの隠蔽を疑われても仕方がないレベル。
● ③ 管理職の監督不行き届き
警視クラスまで処分されたことから、 現場だけでなく管理体制にも問題があった と判断されたことがわかります。
🗣️大阪府警のコメント
大阪府警監察室長は、 「警察捜査に対する府民・国民の信頼を著しく失墜させる行為であり、厳正に処分した」 と述べ、今後は適正捜査の徹底を図るとしています。
🔍事件が示す深刻な課題
今回の大量処分は、単なる不祥事ではなく、 組織の構造的問題 を浮き彫りにしています。
■ 1. 捜査現場の暴力体質
家宅捜索中の暴行は、氷山の一角である可能性も。
■ 2. 証拠管理の脆弱さ
映像が削除されるという異常事態は、 内部統制の欠如を示しています。
■ 3. 監督責任の不明確さ
管理職が処分されるほど、 組織全体のチェック機能が働いていなかった と言えます。
✍️まとめ
大阪府警の35人大量処分は、
- 暴行事件
- 証拠映像の隠蔽
- 管理体制の不備 が複合的に絡み合った、極めて深刻な不祥事です。
今後の焦点は、
- 映像削除の経緯
- 組織的隠蔽の有無
- 再発防止策の実効性 などに移っていくでしょう。