―有望テーマ ―
日本株市場が史上最高値を更新するなか、突如として注目度が急上昇しているテーマが「レアアース」。 中国の輸出規制強化の思惑、そして南鳥島沖での国産レアアース開発が本格的に動き出したことで、関連銘柄への関心が一気に高まっている。
この記事では、
- レアアースを取り巻く最新状況
- 過去の規制時の株価の動き
- 南鳥島沖プロジェクトの進展
- 関連企業の整理 をわかりやすくまとめる。
🇨🇳 中国がレアアース輸出規制を強化へ
中国商務省は、日本の軍事関連用途を念頭に輸出規制を強化する方針を発表。 レアアース関連製品が対象に含まれる可能性が指摘され、日本企業への影響が懸念されている。
レアアースは以下のような幅広い用途で不可欠な素材だ。
- 半導体研磨剤(セリウム)
- 光学レンズ・電池(ランタン)
- EV・ロボット用モーター磁石(ネオジム、ジスプロシウム)
- LED蛍光体(イットリウム、テルビウム)
特に重希土類(ジスプロシウムなど)はEV・兵器などに必須で、中国依存度が高いことがリスクとして浮上している。
📉 過去の規制時(2010年)はどうだった?
2010年にも中国がレアアース輸出を停止した例がある。 当時の株価は、
- 規制開始前:日経平均 9626円
- 規制終了頃:9123円(約5%下落)
- 年末:1万228円(年末高で終了)
短期的には下落したが、年末には回復。 今回も「脱中国依存」関連銘柄がテーマ化する可能性が高い。
🚢 南鳥島沖で国産レアアース試掘がスタート
東京大学の研究チームが発見した南鳥島沖のレアアース泥は、世界有数の埋蔵量を誇るとされる。
2026年1月12日、JAMSTECの探査船「ちきゅう」が清水港を出港し、 世界初となる水深6000m級のレアアース泥の試験採掘 に挑む。
- 試掘期間:〜2月14日
- 成功すれば2027年2月に本格試掘へ
- 1日最大350トン採取の計画
- 南鳥島に脱水・運搬施設も建設予定
- 予算:164億円(補正予算)
国産レアアースのサプライチェーン構築が現実味を帯びてきた。
🏢 南鳥島レアアース関連企業まとめ
プロジェクトに関わる主要企業を整理すると以下の通り。
| コード | 企業名 | 関連内容 |
|---|---|---|
| 1662 | 石油資源開発 | 次世代海洋資源調査技術研究組合を設立 |
| 1885 | 東亜建設工業 | 解泥技術の開発・実証実験を予定 |
| 5401 | 日本製鉄 | 子会社が同研究組合を設立 |
| 5711 | 三菱マテリアル | 同研究組合を設立 |
| 6330 | 東洋エンジニアリング | レアアース泥回収システムを開発 |