2025年10月12日、兵庫維新の会は幹事長の青山暁県議(65)が辞任したことを発表しました。発端は、県職員の女性から「2023年に青山県議と会食した際にセクハラ行為を受けた」と党内に相談が寄せられたことにあります。
党は双方から聞き取りを実施しましたが、主張が食い違っており、セクハラの有無について結論は出ませんでした。女性職員との業務外での接触を禁止する誓約書の提出、党代表からの口頭注意など一連の対応を経ても問題は解消せず、9月末には青山県議が「党務に専念できる状況にない」として辞意を示していました。
事件は9月に他議員の動画発信で明るみに出ました。青山県議はセクハラ行為を強く否定し、「事実無根」として法的措置も検討しているとコメントしています。10月12日の会議には青山県議も出席し、一連の騒動を謝罪しましたが、セクハラ疑惑については否定を続けています。
後任の幹事長には、副代表の和田有一朗衆院議員が就任しました。党代表は「今後は司法の判断を待ち、もし事実と認定されれば厳正な処分を行う」としています。SNSや議会内外からも厳しい目が向けられており、今後の経過に注目が集まっています。
青山暁(あおやま さとる)プロフィール
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生年月日:1960年7月24日(65歳)
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出身地:兵庫県芦屋市
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学歴:芦屋市立山手中学校卒、兵庫県立芦屋高校卒、立命館大学経済学部卒
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職歴:
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一部上場商社(三共生興株式会社)勤務、子会社社長、経営コンサルタント
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政治経歴:
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芦屋市議会議員(2期、2011年・2019年)
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芦屋市議会副議長(第83代・第84代)
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2023年4月:兵庫県議会議員選挙で当選・維新の会所属
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2025年:兵庫維新の会幹事長に就任
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公式サイト・SNS:
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X(旧Twitter):@SatolAoyama
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この事件は党の信頼や県政全体の透明性にも関わる問題であり、公的機関・司法による客観的な判断が注視されています