大阪府警生活安全部の警視が、13歳未満の少女に対する不同意わいせつ行為で在宅起訴されました。 この事件は、制度の守り手が制度の対象者に加害行為を行った構造的犯罪です。
🧭 事件の構造:制度信頼の内部崩壊
- 容疑者:大阪府警生活安全部生活安全特別捜査隊・警視辻本浩嗣(53歳)=大阪府八尾市=
- 容疑内容:SNSで知り合った「パパ活」相手の13歳未満の少女に現金を渡し、カラオケ店の個室で不同意わいせつ行為
- → 逮捕後、処分保留で釈放 → 9月24日に在宅起訴
- → 生活安全部は本来「パパ活」関連事件の捜査担当部署
辻本容疑者は約40人が所属する同隊の「特別捜査官」で、隊長と副隊長に次ぐナンバー3のポスト。事件捜査などで隊員を指揮監督する立場という。。

⚖️ 制度の限界:監視・倫理設計の不在
- 容疑者は違法風俗店の摘発などに長く携わっていた
- → 児童保護の最前線にいた人物が、加害者として行動
- → 内部監視・倫理設計が機能していなかった構造
制度は「捜査力」だけでなく、「倫理の体現」としての信頼設計の再構築が求められる局面です。
💬制度への信頼断絶
- 「警察官としてあるまじき行為で言語道断」
- 「今後の捜査結果を踏まえ厳正に対処する」
→ これは「処分」ではなく、制度信頼の断絶に対する生活者の感情設計の崩壊です。
🧠制度は“信頼と安全を守る構造”であるべき
この事件は、制度が“信頼と安全を守る構造”として機能していたかどうかが問われています。
- 警察制度は“治安維持”であると同時に、“倫理の体現”
- 生活安全部は“弱者保護”であると同時に、“制度信頼の象徴”
- → 制度は「守る力」ではなく「向き合う力」で信頼を築くべき
つまり、制度は“取り締まる力”ではなく“信頼を再構築する力”であるべきなのです。
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