今日はちょっと気になる地方政治の話題を取り上げます。静岡県伊東市の田久保真紀市長、名前を聞いたことある方もいるかもしれません。そう、あの「学歴詐称疑惑」で炎上した市長です。
でも最近、その名前が別の文脈で再び注目されているんです。なんと「メガソーラー反対派」として、SNSで支持の声が急増したとか。え、あの人が?と思った方、ちょっとだけお付き合いください。
学歴問題で炎上、信頼ガタ落ち
ことの発端は6月。田久保市長の学歴に関する疑惑が浮上し、市議会で追及される事態に。SNSでは「詐称だ」「説明責任を果たせ」といった否定的な投稿が爆発的に増え、なんと43万件以上。市議会では9月1日に不信任決議が可決され、まさに政治生命の危機でした。
ところが…メガソーラー反対で支持が急回復?
そんな田久保氏が、伊豆高原で進められているメガソーラー計画に反対の姿勢を打ち出したところ、状況が一変。ちょうど北海道・釧路湿原周辺でもメガソーラー建設に反対する声が高まっていたタイミングで、田久保氏の「自然を守る市長」というイメージが再評価され始めたんです。
9月8日・9日には、SNS上で肯定的な投稿が否定的な投稿を上回るという“逆転現象”が発生。9日には関連投稿の61%が肯定的だったというから驚き。
都市圏からの支持、でも一時的?
投稿分析によると、田久保氏を支持する声は東京、神奈川、大阪などの都市圏から多く寄せられていたそうです。地方の環境問題が全国的な関心を集めるのは素晴らしいことですが、肯定的な投稿の優勢はわずか2日間。現在はまた否定的な声が増えているとのこと。
環境保護は“武器”になるのか
田久保氏は以前からメガソーラー反対運動に関わっていた経緯があり、今回の姿勢も一貫していると言えなくもない。でも、学歴問題で炎上した直後に環境問題を前面に出すのは「支持回復のための戦略では?」という見方も。
SNS時代の政治家にとって、環境問題は強力な武器。でもそれが“本気”なのか“演出”なのか、見極めるのは市民の目。
まとめ
政治家の評価って、ほんとに一瞬で変わる。炎上しても、別の文脈で支持を集めることもある。でもそれって、根っこの信頼がなければ続かないんですよね。
田久保市長の今後がどうなるかはわかりません。でも、私たちが見ているのは「言葉」じゃなくて「行動」。環境を守る姿勢が本物なら、学歴問題を乗り越えて信頼を取り戻すこともできるかもしれません。