2025年9月20日から、5年に1度の国勢調査が始まりました。 対象は、日本に住むすべての人──外国人も含めて“全員参加型”の統計調査です。

🗂️ 調査の目的と内容
国勢調査は、日本の人口構成や世帯の実態を把握するためのもの。 国や自治体が政策を策定する際の基礎資料として活用される“統計の柱”です。
- 調査対象:日本に住むすべての人(外国人含む)
- 調査項目:家族構成、就業状況など全17項目
- 調査日:2025年10月1日現在の情報
- 回答方法:インターネット(QRコード対応)、郵送
- 回答期限:10月8日まで
📱 今回の新機能:QRコードで簡単回答
総務省は今回から、スマートフォンでQRコードを読み込むことで、IDなどの情報が自動入力される仕組みを導入。 「手間が減った」「スマホで完結できるのはありがたい」といった声も期待されます。
🧠 精度維持の課題も
近年は、プライバシー意識の高まりや単身世帯の増加により、調査票の未提出が増加傾向。 そのため、調査員が近隣住民から聞き取りを行うケースも増えており、統計の精度維持が課題となっています。
「生活者の声が、制度の設計図になる瞬間」。 国勢調査は、単なる数字の収集ではなく、“暮らしのリアル”を政策に反映させるための社会的インフラです。 だからこそ、回答することは“義務”であると同時に、“未来への参加”でもあるのです。