回転寿司チェーン「スシロー」に続き、「はま寿司」でも学生アルバイトやパートらが労働組合を結成。 「回転寿司ユニオンはま寿司本部」が誕生し、初の団体交渉で出勤時の賃金計算を1分単位に改めるという回答を会社側から引き出しました。
これまで、はま寿司では出勤時の賃金が15分単位で切り捨てられていた一方、退勤時は1分単位。 この“計算の非対称性”に対し、ユニオンは制度の見直しを要求。 2025年度内の完全1分単位化が実現する見通しです。
これは「声を上げることが制度を動かす」ことを示した好例。 学生アルバイトという“弱い立場”からでも、集団で意思を示せば、企業との対話が可能になる──そんな希望の兆しです。
スシローではすでに1分単位化が実現し、過去の未払い分も非組合員含めて遡及支払いされたとのこと。 はま寿司でも、過去分の精算について継続協議が進められており、次回の団交は9月21日に予定されています。