今日は、正直言って言葉を失うようなニュースを取り上げます。北海道北広島市で起きた放火殺人事件。生活困窮者向け宿泊施設に火を放ち、男女2人が亡くなったこの事件で、札幌地裁は無罪判決を言い渡しました。
🔥事件の概要
2022年9月、70歳の被告は入所していた施設に火をつけ、管理人ら2人が死亡。検察は「せん妄による思い込みがあったとしても、通報などの選択肢はあり、人命軽視が甚だしい」として懲役30年を求刑。
一方、弁護側は「心神喪失状態で責任能力がなかった」として無罪を主張。
そして札幌地裁は、「善悪の判断能力や自己コントロール能力を失っていた疑いが残る」として、心神喪失を認定し無罪判決を下しました。
🧩判決後の被告の言葉が重すぎる
判決後、被告は「おかしい、2人の命を奪っているんですよ」と発言。…この言葉、重すぎませんか。
責任能力の有無が争点になる裁判は少なくありませんが、被告自身が“命を奪った”と認識している中での無罪判決。法的には正しい判断だったとしても、感情的には割り切れない人も多いのでは。
💬世間の反応は…
世間の関心の高さがうかがえます。「納得できない」「法の限界を感じる」「心神喪失の基準が曖昧すぎる」といった声が多く見られました。
一方で、「責任能力の有無を冷静に判断した裁判所の姿勢を評価する」という意見もあり、賛否両論が渦巻いています。
—
🧠考えるべきは「責任」と「支援」
この事件は、単なる裁判結果以上に、高齢者の精神疾患と社会的支援のあり方を問いかけているように思います。
責任能力の判断は難しい。でも、こうした事件が起きる前に、もっと支援できる仕組みがあったら…と考えずにはいられません。