ラーメン業界が今、拡大と淘汰の波に揺れている。 帝国データバンクの調査によると、2024年度のラーメン市場規模は7900億円に達し、10年前の1.6倍に拡大。一方で、東京商工リサーチの報告では、2025年上半期(1月〜6月)の倒産件数は過去2番目の多さとなっている。
📊市場は拡大、しかし…
- 市場規模:7900億円(2024年度)
- 10年前比:5066億円 → 7900億円(約56%増)
- 店舗数:上位50社で6200店(10年前から1200店増)
- 増収企業:44.7%(2024年度)
- 増益企業:55.0%(2024年度)
コロナ禍からの回復とインバウンド需要の増加が、業界全体の売上を押し上げた
⚠️倒産件数は過去2番目の多さ
- 2025年上半期:倒産件数が急増
- 主な要因: ・原材料費・人件費・光熱費の高騰 ・価格転嫁が困難(「ラーメン1杯=千円の壁」) ・中小・個人店の経営圧迫
チェーン店と個人店の“収益力の二極化”が進行中

🏢異業種による買収ラッシュ
買収元 | 買収先 | 特徴 |
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吉野家HD | キラメキノトリ(京都) | 牛丼大手がラーメン業態に参入 |
OICグループ | ソラノイロ(東京) | ミシュラン掲載の人気店 |
クリエイト・レストランツHD | 狼煙(埼玉) | 磯丸水産などを展開する外食大手 |
ラーメン業態は「低投資・高回転・高収益」が見込めるため、異業種からの参入が加速中
🧠今後の展望
- チェーン店の拡大とブランド再編が進む
- 中小店は差別化・地域密着型戦略が鍵
- インバウンド需要の取り込みが収益改善のチャンスに
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