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なつかしいアニメ 1972年(昭和47年)樫の木モック

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🌳『樫の木モック』:ぼくは悲しい木の人形――ピノッキオが昭和に生まれ変わった

📝導入:児童文学×昭和アニメの“再解釈”

1972年1月4日からフジテレビ系列で放送された『樫の木モック』は、カルロ・コッローディの名作『ピノッキオの冒険』をベースに、タツノコプロが独自にアレンジしたテレビアニメ。全52話が放送され、メルヘンと社会性が融合した“昭和版ピノッキオ”として、今も語り継がれる作品です。

📖あらすじ:命をもらった木の人形の旅と成長

主人公モックは、ゼペット爺さん(お爺さん)によって作られた樫の木の人形。妖精の力で命を与えられたモックは、人間になりたいという願いを胸に、さまざまな人々と出会い、時に傷つき、時に救いながら旅を続ける。

物語後半では「悪魔の人形」として役人に追われる展開もあり、逃避行の中でモックは“人間らしさ”とは何かを学んでいく。最終回では、町の人々を守るために銃弾を受け、命を落とすが、妖精の命と引き換えに人間の男の子として復活するという感動的なラストが描かれます。

🌟魅力ポイント:昭和アニメの“感情教育”がここにある

  • 原作との違いが深い:ピノッキオの冒険をベースにしながら、より社会的・心理的な葛藤を描く構成。
  • キャラクターが濃厚:モック(CV:丸山裕子)、ゼペット爺さん(CV:矢田稔)、妖精(CV:池田昌子)、コオロギ(CV:肝付兼太)など、昭和声優陣が熱演。
  • 主題歌が心に残る:「樫の木モック」(歌:小野木久美子)は、哀愁と希望が交錯する昭和アニメソングの名曲。

🎬制作情報

  • 原作:カルロ・コッローディ『ピノッキオの冒険』
  • 企画・制作:吉田竜夫 × タツノコプロ
  • 総監督:九里一平 → 原征太郎(15話以降)
  • 脚本:鳥海尽三、酒井あきよし、石森史郎 ほか
  • キャラデザイン:天野嘉孝
  • 音楽:越部信義
  • 放送期間:1972年1月4日〜12月26日
  • 話数:全52話

🧭まとめ:昭和が描いた“命と心”の物語

『樫の木モック』は、単なる童話アニメではなく、命とは何か、人間らしさとは何かを問いかける作品。モックの旅は、昭和の子どもたちに“感情の教育”を届けるものでした。

 

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