🤖『アストロガンガー』:心を持つロボットが叫ぶ!昭和ロボットアニメの異端児
📝導入:鉄の体に人間の心を宿した“しゃべるロボット”
1972年10月4日から日本テレビ系列で放送された『アストロガンガー』は、ナック(旧・ICHI)制作による世界初の“感情を持つロボット”アニメ。全26話が放送され、当時のロボットアニメとは一線を画す設定と演出で、今なお“知る人ぞ知る”作品として語り継がれています。
📖あらすじ:宇宙鉱石から生まれた、心を持つ戦士
地球に襲来した宇宙人「ブラスター族」に対抗するため、少年カンタローは母の遺産である宇宙鉱石から生まれたロボット・アストロガンガーとともに戦う。ガンガーは金属生命体でありながら、感情・言葉・痛みを持つ存在。カンタローとの絆を軸に、地球を守る戦いが展開される。
🌟魅力ポイント:昭和ロボットアニメの“異端と革新”
- しゃべるロボットの先駆け:ガンガーは自ら話し、悩み、怒り、泣く。これは後の『鉄人28号』や『マジンガーZ』とは異なる革新。
- 感情描写が濃厚:戦闘中に「痛い!」と叫ぶロボットは、当時の視聴者に衝撃を与えた。
- 主題歌が熱い!:「アストロガンガー」(歌:水木一郎)は、昭和ロボットソングの中でも異彩を放つ一曲。
🎬制作情報
- 原作・企画:吉田竜夫(構成協力)
- 制作:ナック(ICHI)
- キャラデザイン:高橋信也
- 脚本:辻真先、雪室俊一、山崎晴哉 ほか
- 音楽:渡辺岳夫
- 主題歌:「アストロガンガー」歌:水木一郎/「進め!アストロガンガー」歌:コロムビアゆりかご会
- 放送期間:1972年10月4日〜1973年3月28日
- 話数:全26話
🧭まとめ:ロボットに“心”を与えた昭和の挑戦
『アストロガンガー』は、昭和ロボットアニメの中でも異端の存在。無敵ではない、傷つくロボットという設定は、後の『イデオン』『エヴァンゲリオン』にも通じる思想的源流とも言えます。