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なつかしいアニメ 1971年(昭和46年)

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🦕『原始少年リュウ』:文明の外で描かれる“裸の人間性”

📝導入:石ノ森章太郎が挑んだ“原始時代の人間ドラマ”

1971年10月30日からTBS系列で放送された『原始少年リュウ』は、石ノ森章太郎原作の漫画をアニメ化した作品。東映動画が制作を担当し、全22話が放送されました。人類と恐竜が共存する原始時代を舞台に、母を探す少年の旅と成長を描いた、骨太な冒険活劇です

📖あらすじ:母を探して、恐竜と人間の狭間を生きる

白い肌を持つことで部族から忌み嫌われた少年・リュウは、肉食恐竜チラノの生け贄にされそうになるが、猿人キティに救われ育てられる。キティの死をきっかけに、リュウは母を探す旅に出る。仲間のランとドンとともに、原始世界の厳しさと人間の本質に向き合っていく。

🌟魅力ポイント:昭和アニメの“人間性探求”がここにある!

  • 文明の外で描かれる人間性:欲望、嫉妬、友情、犠牲など、人間の本質をむき出しで描く。
  • 石ノ森章太郎の哲学が濃厚:『リュウの道』を原型に、原始時代に舞台を移して再構成された意欲作。
  • 主題歌が印象的:水木一郎のアニメソングデビュー作「原始少年リュウが行く」、EDは堀江美都子「ランのうた」。

🎬制作情報

  • 原作:石ノ森章太郎
  • 制作:東映動画(現・東映アニメーション)
  • 放送局:TBS系列
  • 放送期間:1971年10月30日〜1972年3月25日
  • 話数:全22話
  • 主題歌:OP「原始少年リュウが行く」歌:水木一郎/ED「ランのうた」歌:堀江美都子
  • キャスト:リュウ(CV:井上真樹夫)、ラン(CV:平井道子)、ドン(CV:太田淑子)、キバ(CV:納谷悟朗)ほか

🧭まとめ:文明のくびきを解き放ち、“生きる”を描いた冒険譚

『原始少年リュウ』は、原始時代という極限状況の中で、人間が何を信じ、どう生きるかを問いかける作品。昭和アニメの中でも、哲学性とドラマ性が融合した異色作として、今こそ再評価されるべき一本です。

 

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