「自分が誰か分からない。どうやって生きていけばいいのか」 そんな言葉を残したのは、自称・田中一(たなか・はじめ)さん。 2025年7月、島根県奥出雲町の山中で目覚めた彼は、過去の記憶をすべて失っていた。 それから約2カ月、身元不明のまま、彼は人々の助けを受けながら生活を再建しようとしています。

🏞発見当時の状況:ブランドバッグと60万円、でも記憶はゼロ
- 発見場所:国道314号沿いの草むら
- 所持品:イタリア製ブランドバッグ、財布(現金なし)、腕時計、衣類、モバイルバッテリー、ライター、約60万円の現金
- 携帯電話・身分証はなし
- 最古の記憶:「茂みの中で車が通り過ぎる音」
バッグは「自分のものだと感じた」と語るが、名前も過去も思い出せない
💧延命水で命をつなぎ、街へ
- 名水百選「延命水」で水分補給しながら野宿生活
- 地元住民に声をかけられ、出雲市駅まで送ってもらう
- コンビニやキャンプ用品店を利用しながら、放浪生活を続ける

🧭警察・役所への相談も身元特定ならず
- 広域交番で顔写真・指紋採取 → 捜索願と一致せず
- 市役所・病院・警察署でも身元不明のまま
- シェルターは満床 → 大阪行きを提案される
🏙大阪へ:グリコ看板の記憶を頼りに
- 断片的な記憶:「グリコ看板」「東尋坊」「富士山」「フジテレビ」「長崎の平和祈念像」
- 8月13日、大阪到着 → 道頓堀へ向かうも記憶は戻らず

🔪逮捕と釈放:ナイフ所持で銃刀法違反
- 市役所訪問時に警察通報 → バッグから折りたたみナイフ発見
- 銃刀法違反で逮捕 → 10日間の勾留
- 検察と保護観察所の連携で「更生緊急保護」措置 → 大阪府内のグループホームへ
🍽生活再建へ:飲食店でアルバイト体験
- NPO法人「ぴあらいふ」の支援でグループホームに入居
- 飲食店で体験入店 → 少しずつ生活を立て直す努力を続ける
🧠「自分が誰か分からない」不安と希望
「身元が分かれば終わり。でも、記憶が戻らなかったらどうすればいいのか…」
田中さんは、自分の過去を知るための情報提供を呼びかけています。
🔍田中さんの特徴(2025年9月2日時点)
- 年齢:30代後半〜40代前半(見た目)
- 話し方:標準語(関東訛りあり)
- 髪型:モヒカン(発見時の状態を維持)
- 身長:約165cm
- 所持品:黒縁メガネ、ブランドバッグ、腕時計、約60万円の現金(当時)
📞情報提供先
NPO法人「ぴあらいふ」
- TEL:080-6664-7759
- Eメール:tanakatoiawase@pialife-loger.com
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