🧓老後の生活費は足りる?年金と平均寿命から考える「人生100年時代」の備え
物価高が続く中、シニア世帯の家計はますます厳しさを増しています。金融経済教育推進機構の調査によると、60代の32.6%、70代の30.6%が「年金だけでは日常生活費もまかなえない」と回答しています。
この記事では、年金の種類や平均受給額、受給者の分布、平均寿命の推移などをもとに、老後に向けた備えのヒントをまとめました。

🏛 公的年金制度の基本構造
日本の年金制度は「2階建て構造」です。
年金の種類 | 対象 | 月額保険料(2025年度) | 満額受給額(2025年度) |
---|---|---|---|
国民年金(基礎年金) | 自営業・学生・無職など | 17,510円 | 約69,308円 |
厚生年金 | 会社員・公務員など | 収入に応じて変動 | 個人差あり |
💰年金の平均月額はいくら?
男女別の平均受給額を比較すると、以下のようになります。
年金種別 | 男女平均 | 男性平均 | 女性平均 |
---|---|---|---|
国民年金 | 57,584円 | 59,965円 | 55,777円 |
厚生年金 | 146,429円 | 166,606円 | 107,200円 |
📉月額20万円以上もらっている人は16.3%
厚生年金(国民年金含む)の受給額分布を見ると、月額20万円以上の人は全体の16.3%にとどまります。
このことから、約8割以上の人が月額20万円未満の年金で生活していることがわかります。

🧭 グラフのポイント
- ピークゾーン:10万円〜18万円未満の層が最も厚く、特に「100,000~110,000円」が最多(約112万人)。
- 中間層の広がり:9万円〜20万円未満の範囲に人口が集中しており、政策的にも注目すべきゾーン。
- 高所得層の急減:20万円を超えると徐々に減少し、30万円以上は1.4万人とかなり少数。
- 低所得層(6万円未満):全体の中ではかなり少なく、1万円未満は約4万人。
🧾年金だけでは生活が難しい理由とは?
調査によると、年金にゆとりがないと感じる主な理由は以下の通りです。
理由 | 60代 | 70代 |
---|---|---|
物価上昇 | 63.3% | 62.8% |
医療費負担 | 28.3% | 34.8% |
介護費負担 | 18.1% | 26.4% |
📈平均寿命の推移から見る「人生100年時代」
厚生労働省の最新データ(令和6年)によると、平均寿命は男性81.09年、女性87.13年。昭和22年からの推移を見ると、寿命は大きく延びています。
この長寿化により、老後の生活資金をより長期的に考える必要があります。
🧠老後に向けた準備のポイント
- 「ねんきん定期便」で自分の年金見込み額を確認
- 「ねんきんネット」で将来の受給シミュレーション
- 生活費・医療費・介護費の備えを早めに計画
- 資産形成や副収入の検討も視野に
📝まとめ
老後の生活は「年金だけ」では不安が残る時代になっています。平均寿命が延びる中で、長く続く老後を安心して過ごすためには、現役時代からの準備が欠かせません。
まずは自分の年金額を知ることから始めてみましょう。「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を活用して、未来の暮らしを見える化してみてください。
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