SNSや街頭演説などで「外国人の生活保護が優遇されている」といった主張が広がっています。 しかし、厚生労働省は「制度上の優遇はない」と明言しています。 この記事では、生活保護制度の仕組みと実際の受給データをもとに、事実を整理します。2025年時点

🧭 生活保護制度の基本
- 対象:生活に困窮する「日本国民」が原則
- 外国籍の人は、1954年の旧厚生省通知により「準用」されている
- 対象となる外国人は、永住者・定住者・特別永住者・難民など
- 留学生・技能実習生・短期滞在者などは対象外
📌ポイント:外国人が受給できるのは「日本で自由に働ける在留資格を持つ人」に限られます。

📊 受給世帯の国籍別データ(2020年国勢調査)
国籍 | 世帯数 | 受給世帯数 | 受給率 |
---|---|---|---|
日本籍 | 5435万世帯 | 157万世帯 | 2.89% |
外国籍 | 136万世帯 | 4.6万世帯 | 3.36% |
主な外国籍別の受給率
国籍 | 受給世帯数 | 受給率 |
---|---|---|
韓国・朝鮮籍 | 2.9万世帯 | 14.43% |
中国籍 | 5700世帯 | 1.62% |
フィリピン籍 | 5100世帯 | 5.41% |
ブラジル籍 | 1700世帯 | 2.17% |
🧠 なぜ受給率に差があるのか?
韓国・朝鮮籍の高齢世帯
- 戦後長く国民年金に加入できなかった制度的背景
- 高齢化が進み、年金額が少ない世帯が多い
フィリピン籍の母子世帯
- 日本人配偶者との離婚後、子どもを抱えて困窮するケースが多い
- 母子世帯の割合は48.41%と非常に高い
💬専門家の見解 花園大学・吉永純教授:「歴史的な背景があり、生活保護の利用継続は理にかなっている」
🛡 厚労省の見解と審査の仕組み
- 厚生労働省保護課:「外国人が日本人より有利になる要件はない」
- 審査は世帯主の国籍に関係なく、資産・就労状況・困窮度を調査
- 外国籍の場合は、入国目的や身元保証人の情報も確認される

#生活保護制度 #外国人受給 #ファクトチェック #厚労省見解
📝まとめ:冷静な理解が社会を守る
「外国人が優遇されている」という主張は、制度やデータを見れば誤りであることがわかります。 生活保護は、困窮した人が最低限の生活を送るためのセーフティネット。 制度の公平性を守るためにも、正しい情報に基づいた理解が必要です。