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【傷つけられた信頼】ビッグモーター不正問題の全貌

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2023年夏。 中古車販売大手「ビッグモーター」は、保険金不正請求・器物損壊・人権侵害という三重の不正で世間を騒がせた。 その実態は、制度の隙間を突いた巧妙な偽装と、組織的な沈黙の連鎖だった。

🚘器物損壊:保険金水増しのための“破壊”

  • 板金部門の一部従業員が、ゴルフボールを靴下に入れて車体を叩くなど、故意に傷をつける行為を実施
  • 目的は、保険金請求額を水増しするための“偽装損傷”
  • 被害者は、修理を依頼した一般顧客。信頼して預けた車が、破壊の対象になっていた

この行為は、刑法第261条の「器物損壊罪」に該当し、3年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性がある。

💰保険金不正請求:制度の“悪用”

  • 板金部門が損害保険会社に対して虚偽の修理内容を申告
  • 外部調査委員会が174件の不正を確認し、対象は全国の店舗に及ぶ
  • 損保ジャパンなどの保険会社は、被害者への返金対応を開始

この不正は、2015年以降に入庫した車両にも及び、被害者数は数万人規模と推定されている。

🧑‍💼従業員への人権侵害:ノルマと監視の“圧力”

  • 店舗では、過剰な営業ノルマと罵倒・監視が横行
  • 「草むしりを怠ると査定が下がる」「売上が足りないと人格否定」などの証言が多数
  • 一部従業員は、精神的に追い詰められ退職や体調不良に至った

この構造は、パワーハラスメント・労働基準法違反の可能性を含み、企業倫理の崩壊を象徴している。

🏢企業対応と制度の再構築

  • 2023年7月:前社長が記者会見で謝罪。刑事告訴を検討するも後に撤回
  • 2024年:社名を「BALM」に変更し、再出発を図る
  • 保険会社は、被害者への返金と再発防止策の強化を進行中

✒️あとがき:壊されたのは“車”だけではない

この事件で壊されたのは、車体のパネルだけではない。 それは、顧客の信頼、制度の正義、そして働く人の尊厳だった。

「売上至上主義」が、制度の隙間を突き、倫理を踏み越えたとき、 企業は“サービス”ではなく“損害”を提供する存在になってしまう。

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