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🚂国有化の代償:越後鉄道疑獄事件と浜口内閣の試練

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🏞️越後鉄道とは?

越後鉄道は、現在のJR越後線・弥彦線にあたる路線を運営していた私鉄です。1927年(昭和2年)に国有化されましたが、その過程で政治家や官僚への賄賂があったのではないかと疑われたのが「越後鉄道疑獄事件」です。

🔥事件の発覚と広がり

この事件は、五私鉄疑獄(複数の私鉄免許交付を巡る汚職)に続いて発覚しました。1929年11月、越後鉄道の常務・久須美東馬が逮捕されたことを皮切りに、政界の大物たちが次々と関与を疑われました。

  • 久須美東馬(元衆議院議員):逮捕
  • 佐竹三吾(鉄道政務次官):逮捕
  • 小橋一太(文部大臣):収賄容疑で辞任 → 起訴

⚖️裁判の行方と判決

1930年に起訴された3人のうち、小橋は一審で有罪判決を受けましたが、控訴審では証拠不十分で無罪に。佐竹と久須美は執行猶予付きの有罪判決が確定しました。

被告 一審判決 控訴審判決
小橋一太 懲役10か月・執行猶予2年・追徴金1万円 無罪
佐竹三吾 懲役8か月・執行猶予2年 懲役6か月・執行猶予2年
久須美東馬 懲役1年6か月・罰金200円 同上・執行猶予3年

🧠政治への影響:浜口内閣と国民の不信

この事件は、「政界の綱紀粛正」を掲げて登場した浜口内閣の閣僚が関与したことで、国民の政治不信を一気に高めました。結果として、軍部の台頭を後押しする遠因となったとも言われています。

🏛️その後の人物たち

  • 小橋一太:無罪判決後、東京市長として復権
  • 久須美東馬:政治家から鉄道経営者へ転身したが、有罪確定
  • 佐竹三吾:元内閣法制局長官としての信頼を失う

✍️まとめ:越後鉄道疑獄から何を学ぶか

この事件は、インフラ整備という公共性の高い事業においても、利権や癒着が潜んでいることを示しました。若い世代にとっても、「透明性のある政治とは何か?」を考えるきっかけになるはずです。

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