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【テクニカル分析】S&P500に「デスクロス」出現!本当に売りのサイン?過去のデータから検証

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皆さん、こんばんは!おいのりトレーダーだよ!

今日の市場ニュースで、米国の主要株価指数であるS&P500種に、テクニカル分析で弱気サインとされる「デスクロス」が出現したという報道がありました。トランプ大統領の高関税政策に加えて、このチャートの形状は警戒感をさらに強めているようです。でも、本当にデスクロスは「売り」のサインなのでしょうか? 過去のデータから検証してみましょう。

S&P500とナスダックに「デスクロス」発生

「デスクロス」とは、株価指数の短期の移動平均線(一般的には50日移動平均線)が、長期の移動平均線(一般的には200日移動平均線)を上から下に突き抜ける現象のこと。テクニカル的には、これを短期的な相場調整が長期的な下落トレンドに転換するサインと捉えることが多いんです。

S&P500種は4月14日、終値で2023年2月1日以来初めて50日移動平均が200日移動平均を下回りました。実は、ナスダック指数でも9日に同様のデスクロスが発生しています。

「不吉なサイン」は本当に不吉なのか?

しかし! LPLファイナンシャルのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、アダム・ターンクイスト氏は、意外な見解を示しています。「デスクロスは株式市場では非常に不吉なサインとして知られているが、実際に過去にさかのぼって分析すると、デスクロスのタイミングで株を売るよりも買った方が結果的に良いことが多い」と言うんです。

ロイターが過去約50年間のS&P500種のデスクロス(24回発生)を分析したデータによると、全体の54%では、指数がデスクロス発生前に日中最大の下げを記録していたとのこと。つまり、最悪の時期はデスクロスの前に終わっていた可能性があるんですね。

デスクロス後に下落したケースも

もちろん、デスクロス後に売りが強まり、株価が大きく下落したケースも全体の46%で存在します。特に、1981年、2000年、2007年のデスクロス後の下落幅はそれぞれ21%、45%、55%と大きかったようです。過去の大きな崩壊の前には、デスクロスが暴落の きっかけとなっていた可能性も否定できません。

バンク・オブ・アメリカの分析は?

一方、バンク・オブ・アメリカのテクニカルストラテジスト、ポール・シアナ氏が過去100年近いデータを分析したメモによると、デスクロスの20日後にS&P500種が下落していた確率は52%で、平均下落率はわずか0.5%でした。さらに興味深いのは、30日後では60%の確率で上昇しており、平均上昇率は0.8%だったということです。

まとめ:「デスクロス=即売り」ではない可能性も

今回のS&P500種のデスクロス出現は、投資家に警戒感を与えるのは 当然なことです。しかし、過去のデータを見てみると、「デスクロスが出たからすぐに株を売るべき」と 判断するのは早計かもしれません。

重要なのは、デスクロスというテクニカルなサインだけでなく、現在の市場の 経済状況、企業の業績、政治・金融の動向などを分析し、総合的に判断を行うことです。

トランプ大統領の関税政策の動向や、今後の企業の決算発表など、投資判断に必要な情報をしっかりと抑えてていくことが、 投資家にはに求められていると言えるでしょう。

テクニカル分析はあくまで判断の一つのツールであり、過信することなく、 多面な視点を持つことが大切ですね!

Disclaimer: このブログは個人的な見解に基づいており、特定の инвестиции 行動を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってくださいね。