こんにちは、皆さん。今回は、マイホームを持つ方にとって見過ごせない「火災保険の2025年問題」について、わかりやすく解説します。知らないまま放置すると、10月以降に保険料が大幅アップする可能性も──。今こそ、保険の見直しを始めましょう。
🔥火災保険の契約期間が短縮されていた！
火災保険は、火災だけでなく水害・盗難・ひょうなども補償してくれる心強い存在。かつては最長36年の契約も可能でしたが、近年の災害増加と修理費高騰により、契約期間は以下のように短縮されてきました。
| 年 | 制度変更内容 |
|---|---|
| 2014年 | 10年超の契約の算出を見送り |
| 2022年 | 最長契約期間が5年に短縮 |
この流れが「2025年問題」の背景です。
📅2025年10月、何が起きる？
- 2015年10月に10年契約を結んだ人が、2025年10月に満期を迎える
- 2022年以降に5年契約を結んだ人は、2027年に満期を迎える
- 満期契約者が急増し、保険料の値上げが重なる可能性あり
大手損保の試算では、火災保険の満期契約数は2028年度に約300万件に達する見込み。
💰保険料が大幅アップする可能性
三井住友海上の試算によると──
| 契約期間 | 年間保険料（地震保険含む） |
|---|---|
| 2015年〜2025年 | 約2万5,000円 |
| 2025年以降 | 約4万3,000円 |
更新時に「自動更新」されると、知らないうちにこの値上げを受け入れてしまう可能性も。
⚠️自動更新の落とし穴
- 2015年時点で自動更新特約を結んだ人は、満期時に自動で契約更新される可能性あり
- 10年という長い期間で特約の存在を忘れている人も多い
- 更新通知を見逃すと、保険料の値上げに気づかず契約してしまうことも
📲損保各社の対応と課題
| 損保会社 | ウェブ対応内容 |
|---|---|
| あいおいニッセイ同和 | スマホ完結型の継続手続きシステム（8月開始） |
| 東京海上日動 | 契約内容を比較・検討できるウェブサービス |
| 損保ジャパン | 10月以降の満期契約からウェブ更新可能 |
しかし、三井住友海上の調査では「契約期間が短縮されたことを知らない人」が55.5％も。
✅今こそ火災保険を見直すべき理由
- 保険料の値上げに備える
- 自分に必要な補償内容を再確認する
- 自動更新に頼らず、契約内容を比較検討する
🔍チェックリスト：火災保険見直しのポイント
- [ ] 契約満期日を確認した
- [ ] 自動更新特約の有無を確認した
- [ ] 補償内容が現在の生活に合っているか見直した
- [ ] 他社の保険料・補償内容と比較した
- [ ] ウェブ手続きの方法を確認した
🗣まとめ：知らないと損する「2025年問題」
火災保険は、契約して終わりではありません。制度変更や災害リスクの変化に応じて、定期的な見直しが必要です。2025年10月は、その絶好のタイミング。
あなた自身の保険だけでなく、家族や友人にもこの情報をぜひ伝えてください。 「知らなかった」で損をする人を、一人でも減らすために──。
