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8月23日の日経平均株価の動向
- 日経平均株価:8月23日は前日比153円高の38,364円で引けた。
- 不安要素:依然として日本銀行に対する不安や日米の選挙に対する不透明感が影響している。
- 相場の反発時期:相場の本格的な反発は10月からと予想される。
テック業界のファンダメンタルズと政治の影響
- テックのサイクル:3年サイクルは来年夏まで力強いと見られているが、自民党新総裁次第で状況が変わる可能性がある。
- 円安容認の重要性:新総理が円安を容認すれば、来年夏までの相場上昇が期待されるが、容認しない場合、相場は途中で息切れする可能性がある。
日銀副総裁の発言と相場の展望
- 内田真一・日銀副総裁の軌道修正:「市場が不安定な状況で利上げはしない」という発言により、日経平均が2万4000円まで下がるシナリオの可能性は低くなった。
調整相場の本質と過去の事例
- 日銀への不信感:8月5日の急落で日経平均は2020年からの上昇トレンドの下限手前まで達した。
- 非コア物価の影響:日銀が非コア物価(食品・エネルギー)の抑制に注力しているが、これがコア物価や経済成長に悪影響を及ぼす懸念がある。
- ジャネット・イエレンの指摘:金融政策を非コア物価に使うことのリスクが指摘されており、日本もデフレに戻る可能性がある。
実質金利上昇と株価の関係
- 実質金利の上昇:すでに設備投資意欲が鈍化しており、株価の伸び悩みが懸念される。
- 輸出の鈍化:7月には輸出金額が13.5%の伸びから10.3%に鈍化。為替の円高も影響している。
自民党総裁選の影響
- 株価上昇の期待:岸田首相の退陣表明後、株価が上昇したことから、総裁選に伴う日銀への干渉リセットへの期待が高まっている。
- 次の総裁が重要:次期総裁によって、日銀の利上げやアベノミクスの継続に関する政策が決まり、相場の行方が左右される可能性がある。
消費者物価とエヌビディア決算の影響
- 日本の物価動向:8月30日には東京都区部の消費者物価が発表される。企業物価の上昇により、消費者物価の再上昇が予想される。
- エヌビディアの決算:8月28日に発表されるエヌビディアの決算も重要。予想通りの結果でも株価が停滞する可能性があり、これが日経平均に影響を与える可能性が高い。
最後のまとめ
- 9月相場の展望:日本の物価動向やエヌビディア決算に注視し、特に9月相場の行方を見守る必要がある。