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最新のテック企業動向:アルファベットとメタ・プラットフォームズの注目点

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1. アルファベットの広告事業:検索広告は好調、YouTubeは鈍化 アルファベット(GOOGL)の決算では、検索広告の成長が好調だったものの、YouTube広告の伸びが鈍化しています。企業側は昨年の好調さや閏年の影響を理由に挙げていますが、今後の大きなイベント(パリ五輪や大統領選挙)を考慮すると、やや物足りない結果に感じられます。
一方、検索事業ではAIの参入が進んでいますが、依然としてグーグルの優位性は揺るぎません。特に新機能「AIオーバービュー」が注目されており、検索結果の上部にAIが生成した要約が表示されることで、ユーザーの利便性が向上しています。

2. AIが検索業界に与える影響 AIによってユーザーの疑問に直接答える機能が進化していますが、これが広告収入に与える影響は限定的です。特に買い物以外の検索では広告の重要性が低いため、AIによる影響は小さいと見られています。ニュースメディアに対するAIのキュレーション問題は懸念されているものの、オープンAIはニュースサイトに対してフィーを支払う考えを示しており、AIがグーグルに取って代わる可能性はまだ低いと言えます。

3. メタ・プラットフォームズの意外な成長:若年層のフェイスブック利用増加 メタ・プラットフォームズ(META)は、広告事業が中小企業からの需要増加と単価上昇により予想以上に好調でした。特に注目すべきは、若年層のフェイスブック利用率が増加していることです。インフレの影響で、品物を売買できるマーケットプレイス機能が活用されており、これが若者の利用増に寄与しています。

4. マーケットプレイスと決済機能への可能性 メタはマーケットプレイスを活用しながらも、手数料を取らずにユーザーを引きつけています。最終的には、自社の決済機能を導入して手数料収入を得ることを視野に入れていますが、現状は広告での収益が中心です。この戦略が功を奏し、同社のビジネスは良い方向に進んでいます。